今回は浴場の煙突解体工事を行いました

※なぜ大事な煙突を壊すの？
老朽化で内部にヒビが入り脆くなっていると、
地震等の災害時に倒壊する恐れがあります。
現在はガスでお湯を沸かすことが多く、
煙やススを逃がすための長い煙突が不要になっている場合は
安全のため煙突の形状を変更します

裏から大きな煙突が建っていますね
工事はいきなり壊す作業に取り掛かれるわけではなく、
煙突の一番上まで足場をかけた後、
有害物質の残留がないよう内部を綺麗に洗浄することから始めます

Before写真の筒部分は1つ前の写真の大きな煙突に繋がっていました

洗浄が終わると上から少しずつ壊す作業に入っていきます
工事音の発生を抑えられるよう一気に壊す機械はなるべく使用しないため、
1日1メートルほどしか進まない地道な作業です

安全に配慮しながら一番下まで作業を進めていき、
解体後はステンレス製の細めで短い煙突を設置しました

屋根上まで高く伸びていた煙突が無事に解体されました
万が一の倒壊の恐れがなくなったことで、
より安心して営業していただくことができるようになりました

何かと疲れがたまりやすい昨今、
癒しを求めてお風呂屋さんへ足を運んでみるのもいいですね