ともに困難を乗り越えましょう
投稿時間 : 2020年04月08日 08:56昨日の2020年4月7日、日本で緊急事態宣言が発令されました。ご存知のとおり世界中で新型コロナウイルス感染症が猛威をふるい、その状況も日々変化しています。大都市を中心に感染者数増大への懸念が高まっており、さらに、計り知れない経済への影響も心配されています。
今現在、喫緊に求められているのは感染防止対策です。アミックスでも、体温測定、アルコール消毒の徹底をはじめ、時差出勤、在宅ワーク等を中心とした対策を行っており、お客さまへの訪問もできる限り自粛させていただいております。
皆さまには大変ご不便をおかけしていますが、一刻も早く平常業務に戻れることを願っています。
賃貸業界に求められる対応とさまざまな支援
緊急事態宣言により、今後はこれまで以上に外出や営業活動の自粛がすすんでいくでしょう。感染拡大防止には必要な措置ですが、企業や個人の減収は避けられない状況です。
私が会長をつとめる公益財団法人日本賃貸住宅管理協会をはじめ業界団体には、『入居者の状況に応じて、丁寧な対応をするように』と政府から要請がきています。業績不振、倒産や解雇による収入減で家賃が払えなくなった場合、減額や延納を認めるなどの措置が求められています。
米国ではすでに、困窮する賃貸入居者の増加をふまえ、家賃滞納による強制退去や差し押さえが連邦政府により90日間禁止されています。今後は日本でも、家賃の滞納が増えてしまうでしょう。
ただし、離職などで家賃を払えない人に対しては、家賃の一部が補助される「住居確保給付金」など公的な支援もあります。該当される方には活用をおすすめすることもできます。
また、アパートローンなどの借り入れについては、金融庁が銀行に対し、柔軟な対応をするよう要請しています。たとえば、予定していた返済が難しい場合、しばらくは金利のみの返済としてもらうなど、銀行と交渉することも可能です。
アミックスでも、刻一刻と変わっていく状況を把握して、最善の方法で対応していきたいと思っております。
「変化はチャンス」と捉えることも
この新型コロナウイルス感染症の拡大は収束が見えず、経済に与える影響も甚大です。世界的な大不況におちいる可能性も覚悟しておかなければなりません。
ただ、私はこれまでいつも「変化はチャンス」と言ってきました。なかなか前向きに捉えられない今回の事態ですが、マイナス面だけ考えずに、これも一つの大きな時代の変化と捉えることもできるのではないでしょうか。
たとえば、テレビ会議やIT技術を使った働き方改革の推進、SNSやWebによる情報発信や営業活動、新しいテクノロジーを導入し顧客サービスや入居者サービスなどを向上させるにも、よい機会かもしれません。
お気軽にご相談を
三光ソフラングループでは、グループ全体として多角的な事業展開を続けてきたことが功を奏し、現在のところ経営に大きな問題はありません。
オーナーの皆さまには、外出自粛などによるさまざまなお困りごとや、中長期的な経営不安などがあるかもしれません。そんなときは、ぜひお気軽に担当者にご相談ください。
アミックスは社員一丸となって、オーナーの皆さま、関係各位とともに、このコロナショックに正しく向き合い、重大局面を乗り越えてまいりたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
【参考】
〈厚生労働省HP〉
住居確保給付金の支給(福祉・介護制度の紹介)
〈金融庁HP〉
新型コロナウイルス感染症の影響による資金繰りやローンの返済等でお困りの皆様へ
〈首相官邸HP〉
新型コロナウイルス感染症 ご利用ください お役立ち情報