事業を拡大しながら不動産投資も ~成功の秘訣はチャレンジする意欲
投稿時間 : 2018年03月26日 11:30今回は、地元の足立区でさまざまな事業を展開されているオーナー様にお話しを伺いました。担当はオーナー本部の竹内です。
I様(右)と担当の竹内
初代から地域に根付いた事業を展開
――(インタビュアー) 古くからこのあたりの地主さんだと伺いました。地名の「加平」にも由来があるとか……
I様 「加平」はうちの先祖の名前からついたらしいね。事業をはじめたのは曾祖父さん。農家の次男坊で、野菜を売りにいったことがはじまり。
――そこから事業をひろげられたのですか?
I様 野菜は煮炊きが必要でしょ。だから野菜と一緒に炭も売るようになって、燃料問屋になった。そのうちプロパンや灯油を扱うようになって、そこからガソリンスタンドも経営するようになった。スタンドの技術や知識を活かして、その後は自動車も扱うようになったんですよ。
――リフォームの会社もやっていらっしゃいますね。
I様 都市ガスが普及して、プロパン屋はどこも事業転換を迫られた。生活に密着した商売のつながりでリフォームをはじめたところが多かったんだよね。
――地元に根付いた事業展開ですね。
I様 戦時中は炭の配給といっしょに乾物の配給もやっていたみたい。昔から地元の人たちと顔なじみだったから、ここで商売をやってこられたと思いますよ。
――公的な施設の運営もされていらっしゃいますね。
I様 平成15年くらいから役所がコスト削減のために事業の民間委託をはじめたんですよ。もともとコークス(石炭を蒸留してつくる燃料)や灯油なんかを学校に燃料として納めていたから、役所とはつながりがあったんで、じゃあやってみようかと。
――役所の仕事はあまり引き受け手がないと聞きますが……
I様 前例がないことにはみんな消極的ですよ。うちは役所と信頼関係があったからできたんじゃないかな。最初にプールの運営を請け負ったけど、それまでまったく知らなかった水連(日本水泳連盟)の役員さんとか、いろいろな人とつながりができたのはよかったなあ。
アミックスとのつながりからはじまった不動産投資
――事業と並行して不動産の投資もされているそうですね。
I様 末永さん(アミックス社長)と知り合ったのは青年会議所のつながりから。不動産のことを個人的に教えてもらうようになって、そこからアミックスさんとのお付き合いも始まったんだよね。
竹内 私が最初に担当させてもらったのは、中古マンションの管理でしたね。
I様 最初は中古物件を買ってた。ずっと地域商売をやっていたから、足立区の案件を紹介してもらうことが多かったな。普通のマンションのほかにマンスリーマンションとか、医療ビルもやってみたり。
――そのあと新築アパートを建てられたのですね。
I様 次に何かできる仕事はないかと思って役所が出す情報をちょこちょこチェックしていたら、今度は役所の遊休地が売りに出されるようになった。ある程度広さのある土地だから、これはアパート用地にいいじゃないかと。それでアミックスさんに頼んだわけです。
――所有の物件は売却されたものもありますか?
I様 立地によっては売って別の不動産に買い替えたりもしていますよ。
――「資産のくみかえ」ですね。
竹内 末永が話していることを、以前からご自分で実践されていらっしゃったんですね。
I様 アミックスさんのおかげで、売りどきもわかるようになったかな(笑)。
海外不動産投資も「面白そうだから」
――最近は海外投資もされていらっしゃるそうですが、アミックスさんからのおすすめですか?
I様 そう。ベトナム・カンボジア・フィリピンも買ったよ(笑)。
カンボジア不動産視察旅行
――国内の不動産とは違いますが、迷いはなかったですか?
I様 面白いなと思って、ある程度いけそうだったら、ちょっとやってみる。やってみないとわからないでしょ。仕事もそう。新しい事業をはじめるとき、これならうちの従業員ができるかな、と思って少しやってみる。それでうまくいきそうだったら、もっと力を入れていく。それを繰り返す。
――そうやって事業をひろげて、投資も伸ばしてこられた……
評論家じゃつまらない、とりあえず始めてみる
I様 人それぞれの考え方だけど、いろいろチャンスはあると思う。その時いいなと思ったら、とりあえずやってみる。そうすると、いろいろ勉強するでしょ。付き合いも広がるし、経験もできる。なんでもやってみないとわからない、評論家になっちゃつまらないよね。
――いいなと思っていても行動できる人は少ないですよね。
竹内 そこでやってみることのできる人が成功をつかむのかな。I様は理解のあるオーナー様ですけど、シビアなところはシビアです。だから成功されているんでしょうね。
I様 企業人として、無駄なことはしない。でも、投資すべきところは大胆に投資する。挑戦できる立場なら、みんながやる前にやってみたほうが面白いでしょ。
――これから注目している不動産投資はありますか?
I様 ビジネスホテルかな。オリンピックが終わっても、観光客は減らないと思う。日本は食べものが美味しいし、スキーもできるし海もある。アミックスさんもチャレンジしたらいいですよ。
竹内 今、アミックスでも観光客に人気の高い京都で2箇所、民泊ホテルを計画中です。
やりたいことは、まず“やってみる”
――今後はどのような事業展開をお考えですか?
I様 会社を大きくするのがいいかはわからないけれど、自分がおもしろいと思った仕事はやる。新しいことに挑戦するのが面白い。これまで、普通の人が二の足を踏むようなこともやってきたしね。仕事でも不動産投資でも、やればやった分だけ街や人のためになるでしょう。その街の未来をつくれるのだったら、やったほうがいい。
――社会貢献といえば、末永社長が中心となって発足した外国人留学生への支援活動にも参加されていらっしゃいますね。
I様ご夫妻と支援する留学生
I様 これまで支援した学生さんもみな立派な社会人になっているのは嬉しいですね。
――プライベートでも多趣味でいらっしゃいますよね。バックカントリースキー(整備された区域外を滑走)も行かれるとか。
I様 そう、八甲田山とかカナダのヘリスキーにも行ったね。圧雪されてないところを滑るから、事前に雪崩に巻き込まれた場合のレクチャーなんかも受けて。冬はスキー、夏はゴルフと沢登り(笑)。
八甲田山でのバックカントリースキー
――アクティブですね。
I様 趣味だけでなく、事業も不動産投資もそうだけど、いいなと思ったことはまずやってみる。行動してみなければ何もわからないでしょう。そこが大切なんじゃないかな。
――本日はありがとうございました。