大規模リノベーション~あらたなコミュニティづくり
投稿時間 : 2018年02月19日 10:00今回は、アミックスが取り組んでいる大規模工事について、担当の神林よりお伝えいたします。
江戸川営業部の神林です。現在、埼玉県草加市ですすめているリノベーションについてご紹介いたします。
役割を終えた全国の「団地」
埼玉県草加市にあるこの団地は2DKのファミリータイプ2棟、全64戸で40数年前、企業の社宅として建てられました。
当時はこのような社宅が各地に建てられていました。幼いころ、暗くなるまで遊んでいた懐かしい「団地」の風景を思い出します。でも時代とともに住む人も少なくなり、この団地も随分前から閉鎖されています。
そして今回、施主様より「建物を壊すのではなく、うまく利活用できないか」とのご相談をいただきました。
アミックスでは、新しい住宅をつくるのはもちろんですが、既存の建物や資産を活用し、価値を高める取り組みも積極的に行っています。今回は建物だけではなく、敷地全体を再生し、活用するプロジェクトを行うこととなりました。
住居のほか、保育園・カフェ・農園を新設
アミックスがご提案するのは新しいコミュニティづくりです。施主様との打合せの結果、各棟の1階をそれぞれ保育園とカフェに改装、さらに貸し農園を新設するプランに決まりました。
待機児童問題は草加市も例外ではなく、保育園の新設は地域貢献にもつながります。また、小さいお子さんのいる家庭であれば、自宅敷地内に保育園があるメリットは大きく、他物件との差別化にもつながります。
また、住宅街に位置するため、近くに気軽に入れるカフェなどがあまりありません。カフェの新設は地元の方からの要望でもあり、新住宅の入居者の方はもちろん、近隣の皆さまの憩いの場となれると思います。
さらに、農園も新しい試みです。趣味と実益をかねて少し広い場所で野菜や花を育てたいという人は多く、貸し農園はどこも人気があります。また、保育園のすぐ近くに農園をつくることで、子どもたちが植物の育つ様子を間近に見ることもできるでしょう。近い将来、貸し農園で収穫された野菜をカフェで提供することも計画しています。
もう一度、活気あふれるコミュニティへ
居室は小さいお子さんがいる家族を想定していますので、ぬくもりのある穏やかな色調で統一します。また、使いやすいレイアウトや設備に変更し、子どもが成長しても生活できるように設計します。
リノベーション工事は5月末まで続きます。引き続き、工事の様子もお伝えしていきたいと思います。