2017年 年始のご挨拶 ~ 今年の展望とあらたな取り組み
投稿時間 : 2017年01月04日 09:00あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年9月、アミックスは創立60年を迎えました。これまでのオーナー様のご厚情に深く感謝いたします。
60年前の創立以来、アミックスはオーナー様の資産活用をお手伝いしてまいりました。また、5年前からは三光ソフラングループに加入し、グループ企業との連携も後押しとなり順調に業績を伸ばしております。
また昨年11月には、私、末永が三光ソフラングループを統括する「三光ソフランホールディングス」の役員に就任いたしました。今後はグループ内での協力体制をさらに強固にし、さらなる発展を目指してまいります。
さて、年頭にあたり、不動産市場の近況とアミックスの取り組みについてお話しさせていただきたいと思います。
評価と実売価格の差による相続税対策
昨年、タワーマンションでの相続税対策が話題になりました。高層階は実売価格に比べ評価額が低いため、節税できることが知られています。2018年以降は高層階と低層階での評価が変わるので、タワーマンションでの節税効果は多少減少すると思いますが、タワーマンションに限らず、評価額と実売価格の差を利用した相続税対策は非常に有効です。
昨年アミックスが手がけた例をみると、都内ターミナル駅近くの店舗ビルでは、2,000万円の評価額に対し、実売価格は2億円でした。評価は1/10となりますので、大変効果的な相続税対策となりました。
実売価格は賃料収入によって決まります。好立地の都内店舗などは高い家賃設定が可能ですが、評価額が低ければ相続対策として大変有効です。今後もアミックスが独自に効果的な物件を探し、ご紹介していければと思います。
発展著しい東南アジアでの事業展開
ここ20年の間、製造業を中心とした多くの企業が人件費の安い中国で生産してきました。世界経済は中国の安い労働力に頼っていたのです。ところが最近では、中国での人件費高騰、その他の社会情勢もあり、今まで中国が担ってきた役割は徐々に東南アジアに移ってきました。
日本をはじめとする世界中の企業が中国から工場を移し、インドネシア・ベトナム・タイ・マレーシア・フィリピンといった国での生産を開始しています。
そんな状況のなか三光ソフラングループは、昨年、インドネシアに長期滞在型のホテル(=サービスアパートメント)を開業しました。日系企業の駐在員宿舎としての利用を目的としたもので、開業以降、大変好評をいただいております。
また、三菱商事も参画するインドネシアの大規模開発地域で、将来性の高いマンションを購入するなど、東南アジアでの投資をすすめています。
私も昨年、インドネシア・ベトナム・フィリピンと視察してきました。どの国も経済が活況で、人々の熱気に包まれています。東南アジア諸国は今後いっそう発展していくことでしょう。
次々と展開するあらたな取り組み
昨年、東京・池袋に民泊施設(簡易宿所)をオープンしました。とくに海外からの訪日旅行者にとって、ホテルや旅館に比べて宿泊料が安く、気軽に泊まれる民泊施設は魅力的です。都市部のホテル不足を背景に民泊施設はこれからますます需要が高まるでしょう。
さらに、新しい試みとして「トランクルーム」を建築しました。トランクルームは駅から遠い場所でも需要があるため、高い収益を得る可能性があり、土地活用のあらたな選択肢としてご提案していければと思います。
そのほか、保育園事業も積極的に取り組んでいます。社会問題となっている待機児童への対策、さらには人口減少の歯止めにつなげたい国の意向もあり、認可保育園建築には補助金などの制度が充実しています。地域貢献にもなるため、保育園を建築していただいたオーナー様には大変ご満足いただいております。
大事なのは早期の「資産のくみかえ」
日本の地価はいまだに高値圏にあります。また、世界に目を移すと、米大統領選でトランプ氏が勝利し、今、市場はその期待感から「トランプ景気」が起こっています。ただ、長期的にみると、やはり今の景気は一時的なもので、いずれ地価は下落傾向にむかうでしょう。この先、立地のよくない場所は大きく下がってしまう可能性があります。今をチャンスととらえ、とくに立地のよくない不動産は早めに売却して、将来的にも安定した収益を生む優良不動産に組みかえることをおすすめします。
オーナー様の資産を「活かすこと・増やすこと・守ること」
アミックスは昨年60周年を迎え、私自身も60歳となりました。アミックスの使命は、創立時から一貫してオーナー様の資産を「活かすこと・増やすこと・守ること」です。これからもその使命を胸に、社員一同100年企業を目指して尽力してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。