バスタブのない部屋

投稿時間 : 2011年01月09日 14:35

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Photo:今回リフォームした物件の居室。天井を白からシックなブラウンに変更し、ダウンライトを設置。また、ワンルームでも1Kのように使えるよう、入り口に天井と同じ色のロールスクリーンを採用しました。

前回のつづき。

「アミックス リボン システム」(サブリース20年借上契約満了にともなうリフォーム)を行う際、通常の工程に加え、いままでと違う変更をした物件のお話です。

リフォームすることが決まり、社内で意見を交換した結果、あるアイデアを採用することになりました。

そして、そのアイデアをもとにリフォームしたところ、長い間空室だった部屋が、募集を出したその日に決まってしまったのです。



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大きく変えたのはこの場所です。おわかりになりますか?

そうです。トイレ+お風呂ではなく、『トイレ+シャワー』の部屋なのです。

この部屋は、もともと3点ユニット(お風呂とトイレが一緒にあるタイプ)でした。一般的に人気があるのはバス・トイレが別になっているタイプですが、ユニットバスのあるスペースは変えられないので、この部屋をバス・トイレ別にすることは簡単にはできません。

そこで「トイレとシャワーブースにしたらどうか」というのがスタッフからの提案でした。

バスタブのないシャワーブースであれば、いまの3点ユニットのスペースをそのままに、トイレと別につくることも可能です。それに、ワンルームに住む単身者の場合、シャワーだけで簡単に済ませることが多いものです。

三点ユニットの図.gif

なるほど、ということで、完成したのがこの物件。さっそく募集をかけてみたところ、即日で入居者が決まったのです。

たしかに、ゲストハウスのように何人かでルームシェアをする場合、お風呂のかわりにコインシャワーが設置されていたりもします。それで十分なのですね。

これは、アミックスが現在すすめているテナントリテンション(入居者保持)にもつながります。これからのテナントリテンションには、古い常識を捨てて、新しい入居者像をとらえていくことが必要なのですね。今回のようにアイデア次第で魅力ある物件に生まれ変わることができるのです。

今後も新しい入居者像を意識して、テナントリテンションをすすめていきたいと思います。

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