『安心できる建築会社』でも、賃貸経営は別モノ!

投稿時間 : 2008年10月15日 18:56

土地活用の手段や相続税対策として、アパートやマンションを建てようと考えたとき、建築会社の選択は重要ですね。安易に妥協せず、さまざまな条件を考えて、「ここだ!」と思う信頼できる建築会社が見つかるまで、じっくりと探すのがいいでしょう。

そのとき、ちょっと別の視点から考えておいてほしいことがもうひとつあります。それは、建築後のアパート(またはマンション)経営についてです。

もちろん、建築会社さんも賃貸経営について計画段階からいろいろなアドバイスをしてくれることとと思います。経営計画書の提示や経営のシミュレーションをする会社もあるでしょう。

ここで1つのポイントです。
『建築会社はあくまで建築が専門であり、いい建物を建てることはできるけれど、賃貸の経営は得意分野ではない』

もともとまったく違う分野の仕事ですから、『大手の有名な建築会社さんだから大丈夫、経営もすべてお任せしちゃおう!』というのは危険なのです。

経営計画書が提示されたときなど、一見大丈夫そうに見えても、そのまま鵜呑みにせず、しっかり自分で検証し、きちんと対策を考えていく必要があります。なかには、とにかく建築を受注できればいいということで、あまり現実的でない計画(例えば、相場より高い家賃設定や少ない修繕費など)を提示してくる会社もあるようですから。

建築は建物が完成すれば終わりですが、管理は建物が完成してから何十年も続きます。マンションやアパートを建てる時は建築会社だけでなく、管理経験が豊富で信頼のできる管理会社に相談することをお勧めします。

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