サブリースにもある落とし穴

投稿時間 : 2008年12月10日 14:14

賃貸経営をはじめようとするオーナー様にとって、

1)空室の心配がなく、毎月定額の家賃を受け取れる
2)わずらわしい管理業務には一切かかわらずに済む

という「サブリース」は強い味方です。

アミックスは、他社に先駆けて創業時からサブリース業務を行って参りましたが、最近では、顧客獲得のため大手建設会社をはじめ多くの会社が積極的に参入するようになりました。これは、サブリースがオーナー様にとってメリットの多いシステムであることが認知されてきたからです。

ところが、サブリースにも注意しなくてはならない点があります。


それは「家賃保証」。サブリースの場合、空室にかかわらず、毎月定額の家賃が管理会社からオーナー様に支払われますが、契約家賃は、2年から3年毎に家賃相場や空室の状態によって見直されることが多いのです。この家賃の見直しに注意しなければなりません。

例えば、アパートやマンションを建ててもらうことだけが目的の建築会社が、計画時に高めの家賃を提示して建築しておいて、家賃改定の時に大幅に下げた家賃を提示するということもあるようです。こうなると、想定していた家賃収入を得られず、ローンを抱えたオーナー様の経営は一気に悪化してしまいます。

アミックスでは、新築時に無理をして高い家賃を提示したりしません。最初に割高な家賃で借上げても、収支が良くなければ、結局賃料改定時に大幅な値下げをしてオーナー様にご迷惑をおかけすることになるからです。

また、サブリースを検討するとき“オーナー様が負担する費用がどれくらいか”を確認することも大切です。契約によって費用の内容や金額は異なります。サブリースの家賃が高くても、負担する費用が多額だとオーナー様の手取り収入は減ってしまいます。

サブリースのパイオニアであり、創業50年、管理物件8,000室のアミックスでは、建築時だけではなくその後のオーナー様との長いお付き合いを前提として、サブリースをお勧めしています。実際、20年以上もお付き合いさせていただいているオーナー様が数多くいらっしゃいます

でも残念ながら、サブリースを勧める会社がすべて安心できるとは限りません。「どこの不動産会社でも同じ」とか「大手建設会社だから安心」なんていうことは決してないのです。

さらに、不動産業界が不況の現在、サブリースの顧客獲得競争のために無理な高額家賃を提示して、業績をさらに悪化させるという不動産会社もでてきています。

サブリースで賃貸経営をはじめようと思われたなら、まずいろいろと情報を収集し、実績ある管理会社を選択することが大切だと思います。

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