建築費用の目安は『家賃の100倍以内』
投稿時間 : 2009年10月23日 08:22
賃貸住宅経営についてご興味をもたれている地主様が、最も知りたいのが建築費用のことだろうと思います。
『賃貸住宅の建築費用って、どれくらいかかるのでしょうか?』というご質問を私もよくいただくことがあります。
賃貸経営をはじめるにあたり、賃貸アパートやマンションの適切な建築費を知ることは、大変重要なことですね。
私は、建築費用を想定するとき、家賃収入との比較で考えるようにしています。建築費用が高くても、家賃収入が多ければ経営は成功しますし、逆に建築費用が安くても、家賃収入が少ない場合、経営は失敗してしまうからです。
そして、今後の我が国の社会・経済状況を考えたとき、目安となる建築資金は・・・
ズバリ!『家賃の100倍以内』。
これは、アミックスがオーナー様の収益を考えたうえでお勧めしている金額で、アパート・マンションとも同じです。
たとえば、総戸数2戸のアパートの場合で考えると、
賃料5万円×2部屋 → 10万円/月額家賃収入
家賃の100倍ということは、
10×100倍 → 1,000万円
ということになり、1,000万円以内が建築費用の目安となります。
たとえば、家賃6万円・全8戸のアパートであれば約4,800万円以内、家賃12万円・全25戸のマンションであれば約3億円以内が建築費用の目安ということです。
ここで何より大切なことは、建築後の収益です。初期投資となる建築費用は極力抑え、予算枠内で需要のある賃貸住宅を建てることが重要なのです。立派なアパートやマンションを持ちたいと思い、無理をして多額の費用をかけても、その後の収益が悪かった場合、取り返しのつかないことになってしまいます。
アミックスではオーナー様の収益を第一に考えて、賃貸住宅の建築をお勧めしています。このブログでも何度もお話ししていますが、賃貸住宅は建てて終わりではありません。その後の経営を考えることが大切なのです。
他社の例では、『他との差別化を図るため』といって、採算を無視して豪華に作り上げてしまい、結局オーナー様が借金を抱えてご苦労されたという話もあります。それではせっかくの大切な資産が負の資産になってしまいます。
まずは『家賃の100倍以内』の建築費用を目安として、ご検討されることをお勧めいたします。